院内衛生管理の徹底

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hygiene院内感染対策を徹底しています

院内感染対策を徹底しています

さまざまな治療を行う歯科医院では、常に院内感染のリスクがあります。それをふまえ、感染リスクを排除して患者さんに安全な治療環境をご用意するのは、歯科医院として当然のことです。

川崎市、元住吉駅から3分の歯医者「オズ通り歯科医院」では、院内感染対策を徹底しています。こちらでは、清潔な院内を維持する当院の取り組みをご紹介します。

院内感染対策を徹底している理由とは?

院内感染対策を徹底している理由とは?

歯科医院では、さまざまな器具を使ってお口の中の治療を行います。器具には当然血液や唾液、切削片などから、お口の中に潜むさまざまなウイルスや細菌が付着。治療器具を使い回せば、それを介して別の人に感染させてしまうことがあります。これが、「院内感染」です。

院内感染を起こす恐れがある病気には、ウイルス感染力の強い「B型肝炎」や「C型肝炎」、「エイズ」といった危険な病気も挙げられます。この危険性については、歯科医療の現場でも大きな問題となっています。

しかし、厚労省研究班が日本歯科医師会会員1000人に対して実施し、2017年5月に発表した「切削器具(=ハンドピース)を、使用後どのように取り扱っているか」という調査では、以下のような結果が出ました。

患者ごとに交換・滅菌する 52%
感染症患者の場合、交換・滅菌する 17%
状況に応じて、交換・滅菌する 16%
消毒薬による清拭(せいしき)を行う 14%

参考:平成29(2017)年度 厚生労働科学研究費補助金研究「歯科ユニット給水システム純水化装置の開発に関する研究」
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/26765

国内の歯科医院の中でも、高レベルな院内感染対策を実施している理由とは?

これを見ると、現在も半数近くの歯科医院で患者さんごとに器具の滅菌・交換を行っていないことがわかります。たしかにハンドピースは高価であり、滅菌処理をくり返すことで劣化します。また滅菌器も高額です。さらに滅菌処理の手間、それに伴う人件費など、さまざまな要素がこのような状況を招いていると考えられます。

しかし当院では患者さんごとにハンドピースを毎回交換し、院内感染対策を徹底しています。

感染対策に対する当院の7つの取り組み

新型コロナウイルスの流行により、以前よりも感染対策に大きな注目が集まるようになりました。どこへ行っても入り口にはアルコール消毒用のスプレーやディスペンサーが置かれ、人々の感染予防意識も高まっています。

当院では新型コロナウイルスの流行よりずっと前、開院当時から感染対策に取り組んできました。患者さんに安心して治療を受けていただくために当院が行っている、おもな対策をご紹介します。

対策1 大学病院レベルの高圧蒸気滅菌器で消毒・滅菌

対策1 大学病院レベルの高圧蒸気滅菌器で消毒・滅菌

治療に使用した器具は、ヨーロッパの厳しい基準で「あらゆる種類の被滅菌物を安全に滅菌することができる」とされる「クラスB」をクリアした高圧蒸気滅菌器「Lisa(リサ)」で、毎回徹底的に滅菌。

これは多くの大学病院で導入されている滅菌器であり、高レベルな滅菌を実現します。

対策2 口腔外バキュームを全ユニットに設置

対策2 口腔外バキュームを全ユニットに設置

治療中には、歯や入れ歯などの削りカスや血液、細菌などが空気中に飛散します。当院ではそれらを瞬時に吸引する「口腔外バキューム」をすべての治療ユニットに設置し、院内の空気をクリーンに維持しています。

対策3 医療用空気清浄装置で富士山5合目と同じくらいクリーンな空気へ

対策3 医療用空気清浄装置で富士山5合目と同じくらいクリーンな空気へ

毎分35立米と、市販のものと比べて7~10倍もの清浄能力を持つ本格的な医療用空気清浄機を設置。富士山五合目の空気を再現できると言われており、多くの医療機関で導入されています。きれいな空気を保ち、院内感染を予防します。

対策4 ウォーターライン除菌装置を用いて、安全性の高いきれいな水を使用

対策4 ウォーターライン除菌装置を用いて、安全性の高いきれいな水を使用

次亜塩素酸濃度が高い、除菌効果が期待できる電解中性機能水を生成する装置「ポセイドン」を導入。水道管の元に設置することで、院内中でこの水を使用できます。

また水道管や診療ユニットの中の細菌繁殖も防止。薬剤を一切使用せずにすみ、安全な治療を助けます。

対策5 治療に応じて電気分解した電解水を使用

対策5 治療に応じて電気分解した電解水を使用

電解酸性機能水(EO水)、電解アルカリ性機能水を生成する装置も導入。治療内容に合わせて、酸性・中性・アルカリ性の水道水に食塩を加え、電気分解して生成される電解水を使い分けています。

対策6 患者さんごとに新しい使い捨て用品を使用

対策6 患者さんごとに新しい使い捨て用品を使用

グローブや紙コップ、エプロン、ヘッドカバーなど、できるかぎり使い捨てが可能なものを使用。患者さんごとに新しいものに交換し、感染リスクを抑えています。患者さんにも、気持ちよく診療を受けていただけます。

対策7 国際基準を満たす「高性能熱水洗浄機」

対策7 国際基準を満たす「高性能熱水洗浄機」

ミーレジェットウッシャーは治療で使用する器具を洗浄・消毒・乾燥を自動的に行う洗浄機です。 60℃以上の温度になると、医療機器に付着した血液や唾液といったたんぱく質は凝固してしまうため、55℃の温水で洗浄する事でたんぱく質を除去します。 最終工程では95℃で5分間の熱水消毒を行うことで、「芽胞を除く微生物を殺滅する」という高水準消毒に相当します。 高い水圧と徹底した温度管理による洗浄・消毒で、国際規格(ISO15883/1、ISO15883/2)に適合しています。

感染しない・させないために来院される方にお願いしたいこと

当院では万全の院内感染対策をとっておりますが、その徹底には患者さんのご協力が欠かせません。感染しない・させないために、ご来院時には以下のことにご理解・ご協力をお願いいたします。

お願い1 マスクの着用
お願い1 マスクの着用

ご来院の際や、受付や待合室での時間など、診療時以外はマスクの着用をお願いいたします。

お願い2 体温検査
お願い2 体温検査

院内感染を防ぐため、37.5℃以上の熱や、せき、息切れ、倦怠感といった風邪症状がある場合には、ご予約のキャンセルをお願いいたします。受付でも、体温検査をさせていただきます。

お願い3 アルコール消毒
お願い3 アルコール消毒

入り口には、アルコール消毒用のディスペンサーを設置しております。来院されましたら、まず手指の消毒をお願いいたします。

「オズ通り歯科医院」は、訪問診療時にも感染症対策を徹底しています

「オズ通り歯科医院」は、訪問診療時にも感染症対策を徹底しています

「オズ通り歯科医院」では、ご自身での通院が困難な方のために、ご自宅や病院・施設に歯科医師・歯科衛生士がお伺いして歯科診療を行う訪問診療に対応しています。訪問診療の対応エリアは、当院を中心に半径16km圏内です。

当院では、訪問診療にも万全の感染対策をとっています。器具の洗浄には、院内と同様超音波式洗浄機を、滅菌には高圧蒸気滅菌器を使用。またマスクやグローブはもちろん、患者さん用のエプロン、治療器具を置くトレー、スポンジブラシなどについては、すべて使い捨ての製品を採用しています。どうぞご安心ください。

ご家族の方やお知り合いの方でお困りの方がいらっしゃれば、お気軽にお問い合わせください。